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散歩で偶然行き着いた池には蓮の花が咲き、そのどちらを見てもアメンボが泳ぎ、浅い箇所にはメダカ、水底にはタニシが這い、小さな亀が息継ぎに水面にふわっと浮かぶのを見た。亀は私に気がついて、慌ててじたばたし始め、そのじたばたのまま斜め下へと潜っていってしまった。

葦のような植物が生える場所からは何かの雛鳥と思われるカモではない小さめの鳥がひょこっと現れ、蓮の方向めがけて泳ぎだした。
きっとあの水面に浮かぶ部分の下、水側では懸命に足をかいているに違いないと思って見ていたのだが、その鳥が蓮の葉に到着し、蓮の葉に上がって歩き始めた時に少し驚いてしまった。思ったよりも足が長い。黄色い細い足は小枝のようだった。
今思えば私はなぜ、あの鳥もきっとカモのような感じに違いない、と思ってしまったのだろうと感じるのだけど、その時はてっきり、あの水かきのある短めの頑丈そうな足が付いているんだろうなと想像するでもなく思ってしまっていた。

その鳥は少しだけ蓮の葉の上を歩いた後、また来た方角に向けて真っ直ぐに泳いで帰っていく。今度はあの細い足で泳いでいることをとても気にしてその泳ぎを見た。

あの鳥は何で真っ直ぐに蓮まで泳ぎ蓮の上を少しだけ散歩してまたほぼ同じ場所まで戻っていったんだろう。

(後ほど調べたら、どうやらバンの幼鳥だったみたいだ。)
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